【東京アポ電】警察官がLINEに誘導したら詐欺です! 東京でも被害が多発(2025年6月23日)【詐欺電話】
2025年6月23日(月)、東京都内でアポ電(詐欺電話)が多発しています。警視庁の「メールけいしちょう」から配信された最新情報によれば、警察関係者をかたる手口が約45%弱、通信事業者や電話会社をかたる通信関連の手口が4分の1、役所をかたる手口が12.5%を占めています。この記事では、東京都民にかかってきた詐欺電話の最新事例と被害に遭わないための対策をお伝えします。
詐欺電話の最新動向
警視庁の「メールけいしちょう」によれば、以下の詐欺電話が特に目立ちます。
・警察関係者をかたる詐欺電話(43.8%)
・通信事業者、電話会社などをかたる通信関連の詐欺電話(25.0%)
・役所をかたる詐欺電話(12.5%)
ニセ警察官が仕掛ける巧妙なわな:知っておきたい詐欺の基本
日々進化する詐欺の手口。しかし、その根底にある心理的なわなはいつの時代も変わりません。今回は、警視庁からの注意喚起をもとに、詐欺対策の原則をまとめました。
知っておくべき3つのルール
詐欺師は、私たちが「まさか」と思うような状況を演出し、冷静な判断力を奪います。しかし、以下の3つのルールを覚えておけば、被害に遭うリスクを大きく減らすことができます。
「逮捕状」という言葉に動揺しない
警察官を名乗る人物に「逮捕状が出ている」などと告げられても、すぐうのみにしてはいけません。警察が個人に電話をかけることはありますが、緊急時でも必ず氏名、所属、連絡先を伝えます。
警察官はLINEで事情聴取しない
LINEのビデオ通話に誘導されたら、それは詐欺です。本物の警察官が、LINEを使って事情聴取をしたり、警察手帳や逮捕状を見せたりすることはありません。この時点で電話を切りましょう。
お金の話が出たら100%詐欺
「口座履歴を調べるため」などと言い、指定の口座にお金を振り込むよう求められたら、それは詐欺です。警察が捜査のためにお金を振り込ませることは絶対にありません。お金を要求された時点で、相手が詐欺師だと断定できます。
被害者の心の動き:電車内で始まった悪夢
これは、実際に起きた詐欺事件をもとにした物語です。この出来事は、なぜ多くの人が詐欺に引っかかってしまうのかを教えてくれます。
2025年6月21日、Aさんは武蔵野市で電車に揺られながら、見慣れない番号からの電話に出ました。「もしもし」と答えると、男は低い声でこう言いました。
「警視庁捜査二課の者です。詐欺グループを捕まえたところ、あなた名義のキャッシュカードが見つかりました」
Aさんは一瞬で凍り付きました。身に覚えのない話でしたが、「逮捕状が出ている」という言葉を聞き、頭が真っ白になったのです。
「関係ありません」と必死に訴えると、男は「詳しい捜査は兵庫県警が担当しています」と別の男に電話を代わりました。ここから、Aさんの悪夢が始まります。
兵庫県警の警察官を名乗る男は「周りに人がいない場所に行ってください」と指示しました。人混みから離れたAさんは、言われるがままにLINEのビデオ通話を始めました。画面に映し出されたのは、警察手帳らしきもの。Aさんは完全に信じ込んでしまいました。
「あなたが本当に無関係か、口座の取引履歴を調べます。一度、指定した口座にお金を振り込んでください。関係がないと判明すれば、すぐに全額返金しますから」
「すぐに返金」という言葉が、Aさんの最後の抵抗を打ち砕きました。
Aさんは警察官の指示だと信じ、言われるがままに数百万円を振り込んでしまいます。しかし、お金が返ってくることはありませんでした。
この詐欺事件は、私たちが恐怖や不安に直面したとき、いかに冷静な判断力を失ってしまうかを物語っています。詐欺師は、この心の隙を狙ってきます。
大切なのは、少しでも「おかしい」と感じた瞬間に、立ち止まって考えること。この物語が、あなたにとっての「心の安全装置」となることを願っています。
また、このような詐欺被害も報告されています。
東京都内で確認されたアポ電最新事例(2025年6月23日)
・「あなた名義の銀行口座がマネーロンダリングに使用されている。」(青梅市)
・「詐欺の犯人を捕まえたら、犯人の家からあなた名義のキャッシュカードが出てきた」(港区、武蔵村山市、東大和市)
・「料金未納のため、このままでは電話が使えなくなります。」(豊島区)
・「高額医療費の還付があります。本日中にATMで手続きをしてください。」(新宿区)
・「電話の利用料金が未納です。」(世田谷区)
・「(耳鼻科)息子さんが救急搬送され、咽頭ガンのおそれがあり、喉の手術を行いました。(息子)手術をしたから声が違うけど、無事だよ。携帯電話をなくしたので、携帯に電話しないでほしい。」(世田谷区)
・「あなたのカードが不正に使われています。山梨県警察につなぎます。山梨県警察まで出頭してください。出頭できない場合はLINEでつながってください。あなたの資産状況を教えてください。」(立川市)
・「携帯電話から迷惑メールが多数発信されています。携帯電話が使えなくなります。」(目黒区)
・「医療費の還付金があります。既に銀行でしか手続きができません。利用している金融機関を教えてください。」(八王子市)
・「福島の詐欺グループがあなた名義のpaypayカードを持っていました。paypayカードを去年の11月頃作成していませんか?」(目黒区)
被害に遭わないための対策チェックリスト
★警察が「逮捕されたくなければ、お金を振り込んで」、「調査するので、指定の口座にお金を移してください」と要求することは絶対にありません。★固定電話だけでなく、携帯電話にも詐欺の電話がかかってきています。
★国際電話番号(「+1」「+44」などから始まる番号)からかかってくる詐欺の電話が数多く確認されていますので、番号表示をよく確認しましょう。警察は国際電話番号を使うことはありません。
★固定電話・ひかり電話にかかってくる海外からの電話を簡単・無料で止めることができます。最寄りの警察署または、国際電話不取扱受付センター 0120‐210‐364 へご連絡ください。
★警察署などの電話番号を偽装表示させた詐欺電話が増えています。警察署などの番号が表示された電話であっても、相手の所属、氏名などを確認した上で、一旦電話を切って最寄りの警察署まで確認してください。
★あなたのご家族にも不審な電話がかかってくるかもしれません。被害に遭わないよう、注意喚起をお願いします。
詐欺のリアルを知る
ルポ 特殊詐欺 (ちくま新書) Kindle版 田崎基 (著)騙すも地獄、騙されるも地獄――オレオレ詐欺、預貯金詐欺、キャッシュカード詐欺盗などの「特殊詐欺」が社会問題化しておよそ20年、累計被害総額は5743億円、1日あたり7730万円が騙し取られている。強盗や傷害、殺人未遂事件を引き起こすなど粗暴化し、末端で犯行に及んでいるのはSNSで「闇バイト」募集から簡単にリクルートされた若者だ。本書は近年起きた事件に取材し、犯罪グループ側の組織の構図、実行の手口を犯人の視点から描く。少年から高齢者まで、全世代が警戒すべき凶悪犯罪のリアル。
amazon.co.jpより


