【東京アポ電】「日本全国銀行協会」をかたる詐欺被害が発生(2025年5月21日)【詐欺電話】

2025年5月21日(水)、東京都内でアポ電(詐欺電話)が多発しています。警視庁の「メールけいしちょう」から配信された最新情報によれば、警察関係者をかたる手口が約45%、通信事業者や電話会社をかたる通信関連の手口が約35%、省庁をかたる手口が約10%を占めています。この記事では、東京都民にかかってきた詐欺電話の最新事例と被害に遭わないための対策をお伝えします。
2025年5月21日(水)、東京都民にかかってきた詐欺電話の内訳。警察44.8%、通信34.5%、省庁10.3%。

詐欺電話の最新動向

警視庁の「メールけいしちょう」によれば、以下の詐欺電話が特に目立ちます。

・警察関係者をかたる詐欺電話(44.8%)
・通信事業者、電話会社などをかたる通信関連の詐欺電話(34.5%)
・省庁をかたる詐欺電話(10.3%)

「日本全国銀行協会」は実在しない! 高齢者を狙った巧妙なキャッシュカード詐欺に注意

突然ですが、もしあなたの家に、銀行員を名乗る人からこのような電話がかかってきたらどうしますか?

「あなたのキャッシュカードが不正に利用されています」「個人情報が流出しているかもしれません」

そんな言葉を聞いたら、誰でも驚き、焦ってしまいますよね。

実際に、武蔵野市で高齢者を狙った巧妙なキャッシュカード詐欺事件が発生しました。この記事では、詐欺師が使う手口と、大切な家族を守るための具体的な対策について、詳しく解説します。

【実録】キャッシュカード詐欺事件の概要

2025年5月20日、武蔵野市にお住まいの女性の自宅に、某銀行横浜支店の行員を名乗る女から一本の電話がかかってきました。

登場人物:

銀行員を名乗る女: 「あなたのキャッシュカードを使って10万円引き出そうとした男が逃走しました。個人情報が流出した可能性が高いので、日本全国銀行協会に確認してください。」と、実在しない組織の名前を告げ、別の電話番号を伝えてきます。

銀行員を名乗る別の女: すぐに別の女から、やはり日本全国銀行協会に電話をするよう促されます。

警察官を名乗る男: さらに、「中央警察署刑事2課のタナカ」と名乗る男から電話があり、「全国銀行協会に電話をかけ、現在使用しているキャッシュカードとその暗証番号を新しくするように」と伝えられます。

被害者は、犯人の言うがままに、取引銀行と口座番号、暗証番号を伝えてしまいました。さらに、キャッシュカードを自宅の郵便ポストに入れるよう指示され、ポストに入れたところ、カードが持ち去られてしまったのです。

詐欺師が使う3つの巧妙な手口

なぜ、被害者は犯人の言うことを信じてしまったのでしょうか。そこには、詐欺師の巧妙な心理トリックが隠されています。

1. 心理的な動揺を誘う

「あなたのカードが不正利用された」という言葉で、まず相手をパニックに陥らせます。冷静な判断力を奪い、犯人の指示に従わせることが狙いです。

2. 権威ある組織をかたる

「日本全国銀行協会」「警視庁中央警察署刑事2課」など、実在しそうな組織名を使うことで、信用させようとします。特に、「日本全国銀行協会」は実在しないため、この名称が出たら詐欺だと疑ってください。また、都内の警察署に「刑事1課」「刑事2課」という部署はありません。

3. 情報の断片を奪い取る

複数の犯人が次々と登場することで、あたかも複数の組織が連携しているかのように見せかけ、信ぴょう性を高めます。そして、口座番号や暗証番号といった重要な情報を少しずつ聞き出し、最終的にキャッシュカードそのものをだまし取ります。

【最重要】詐欺から身を守るための3つの対策

詐欺被害に遭わないために、以下の3つの対策を必ず覚えておいてください。

対策1:電話はすぐに切る

見知らぬ人から、身に覚えのない話で電話がかかってきたら、まずは「結構です」と言ってすぐに電話を切りましょう。相手に考える隙を与えてはいけません。

対策2:絶対に教えない2つの情報

口座番号と暗証番号は、たとえ銀行員や警察官を名乗る相手であっても、絶対に教えてはいけません。これは、どのような理由があっても同じです。

対策3:すぐに誰かに相談する

高齢者の方は、特に一人暮らしの場合、すぐに相談できる家族が近くにいないことがあります。そのような方は、すぐに警察署に連絡してください。

この詐欺の手口は、決して他人事ではありません。大切な家族や友人、そしてあなた自身を守るためにも、この記事をぜひ共有し、多くの人に最新の手口を伝えてください。

また、このような詐欺被害も報告されています。


2025年5月21日(水)、東京都民にかかってきた詐欺電話の内訳。警察44.8%、通信34.5%、省庁10.3%。

東京都内で確認されたアポ電最新事例(2025年5月21日)

・「あなたに海外への渡航履歴があり、詐欺に加担している疑いがある。」:中野区、文京区
・「〇〇さん(家族の名前)が喉の痛みを訴えています。」:台東区
・「電話料金の未納があります。(自動音声)」:国立市、東村山市、清瀬市、杉並区、新宿区
・「(通信基盤局)あなたの電話が迷惑電話で使用されています。」:立川市
・「事件捜査をしたところ、○○(本人の名前)さん名義のカードが見つかりました。今から兵庫県に来てください。」:荒川区
・「詐欺犯人を捕まえました。その持ち物の中からあなた名義の通帳が出てきました。お話を聞きたいので宮城県警察まで来てください。」:大田区
・「未納料金があります。電話が使えなくなります。」:東村山市、清瀬市
・「息子さんを検査したら喉頭癌の疑いがありました。」:北区
・「警視庁です。2時間以内に逮捕されます」:品川区
・「日本年金機構です。あなたに還付金がありますので手続きをしてください。」:八王子市
2025年5月21日(水)の東京

被害に遭わないための対策チェックリスト

★警察が「逮捕されたくなければ、お金を振り込んで」、「調査するので、指定の口座にお金を移してください」と要求することは絶対にありません。
★固定電話だけでなく、携帯電話にも詐欺の電話がかかってきています。
★国際電話番号(「+1」「+44」などから始まる番号)からかかってくる詐欺の電話が数多く確認されていますので、番号表示をよく確認しましょう。警察は国際電話番号を使うことはありません。
★固定電話・ひかり電話にかかってくる海外からの電話を簡単・無料で止めることができます。最寄りの警察署または、国際電話不取扱受付センター 0120‐210‐364 へご連絡ください。
★警察署などの電話番号を偽装表示させた詐欺電話が増えています。警察署などの番号が表示された電話であっても、相手の所属、氏名などを確認した上で、一旦電話を切って最寄りの警察署まで確認してください。
★あなたのご家族にも不審な電話がかかってくるかもしれません。被害に遭わないよう、注意喚起をお願いします。

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amazon.co.jpより

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